オール電化のポイント

IHクッキングヒーター、エコキュート、高効率エアコンなど、オール電化導入のメリットや太陽光発電と組み合わせた際のメリットとデメリットをご紹介します。
IHクッキングヒーターのメリット
IHクッキングヒーターの使用で、熱源をガスから電気にすることで、同じ調理をしてもガスのように半分熱が捨てられるのと違い、約90%の熱効率があるので、約半分の光料金で調理することができます。
さらに朝夕の時間帯で太陽光発電が動いている時間帯であれば、ただで調理することも可能です。オール電化の電力メニューであれば、朝の早い時間帯は安い深夜電力で調理することも可能です。
IHクッキングヒーターのデメリット
停電時は電気がなければ使用することができなくなります。
災害時はガスの方が使用できる可能性は高いですが、仮に停電が起こったとしても、カセットコンロを常備しておくことで回避できるので、導入するメリットの方が大きいと考えます。
エコキュートのメリット
エコキュートを利用することで、安い深夜電力を利用し、灯油やガスでお湯を沸かすのと違い、光熱費を大幅に下げることが可能です。
さらに、日中出力抑制が発生して、売電できない電力を活用して、日中にお湯を作ることで、太陽光発電の電力を熱に変えて蓄え、有効活用することも可能です。
また、災害時にエコキュート内に蓄えられた水分を、生活用水として取り出すことができます。
エコキュートのデメリット
ガスや灯油であれば、瞬間的にお湯を沸かすことが可能ですが、エコキュートの場合、一旦お湯を使い切ってしまうと、再びお湯が溜まるまでに時間を要します。
また、手抜き工事等によって、タンクが転倒する可能性がありますので、耐震を考えた工事を実施してくれる業者に依頼しましょう。
高効率エアコンやヒートポンプ暖房システムのメリット
高効率エアコンやヒートポンプ暖房システムを利用することで、灯油やガス暖房と違い、ご家庭のエネルギーを電気にまとめることで、日中発電した電力を暖房エネルギーとして利用することで、大幅に光熱費を下げることができ、深夜は安い電力で暖房することでも大幅に光熱費を下げることができます。
家の中で火を使わないので、クリーンで安全にご利用いただくことができます。
高効率エアコンやヒートポンプ暖房システムのデメリット
停電時は電気がなければ使用することができなくなります。
災害時のために、反射式ストーブ等などを準備しておきましょう。IHクッキングヒーター同様、導入するメリットの方が大きいと言えます。