電気自動車は走る蓄電池
電気自動車(EV)の使用を拡大させるために、大手企業による自動車開発が行われています。太陽光発電で得たエネルギーの売電価格下落で今後どう電力を使っていけば良いかお悩みであれば、電気自動車を走る蓄電池として導入してみるのかいかがでしょうか。
こちらのページでは、電気自動車が走る蓄電池はどういうことか、電気自動車を蓄電池として使用するメリット、デメリットをご紹介します。電気自動車に興味がある方だけでなく、太陽光発電での自家消費の方法を検討されている方にもおすすめの内容ですので、ぜひご覧ください。
目次
走る蓄電池、電気自動車と太陽光発電の関係
太陽光発電での売電価格が下落したことや、FITによる10年の価格固定が終了した方は、今後どう電力を使っていけば良いか検討されていると思います。お住まいの住宅で消費する自家消費型に切り替えられることがおすすめなのですが、蓄電池を導入するのであれば、「走る蓄電池」として電気自動車もぜひご検討ください。ただの移動する手段だけの車ではなく、電力をためて、住宅へ供給できる 画期的な製品です。 |
走る蓄電池の仕組み
走る蓄電池にはV2Hが不可欠です。V2Hとは「Vehicle(クルマ)からHome(家)へ」という意味合いの、太陽光発電で作った電力を電気自動車に充電、また電気自動車に貯めた電力をお住まいや工場・施設に放電することができるシステムです。電気自動車をただの車ではなく、電力を貯めて使用できる蓄電池として役立てる画期的な製品です。 |
下記の図の様に、V2Hを通して日中は太陽光発電の電力を電気自動車に充電し、太陽の出ていない日や時間帯や電気料金が高いタイミングに、お住まいや工場・施設で使用することができます。災害などで電力の供給が滞った場合にも電力源となります。もちろん、そのまま電気自動車として走行することも可能です。太陽光発電と電気自動車を上手く活用し、走る蓄電池としてのご利用がおすすめです。 |
電気自動車を蓄電池として使用するメリット
では、どうして電気自動車を「走る蓄電池」として使用することをおすすめしているか、メリットをご紹介させていただきます。 |
メリットその1 電気代の節約昨今の燃料価格の高騰、燃料調整費の高騰や再生可能エネルギー発電促進賦課金により、電気代が高くなって驚いている方も多いのではないでしょうか。太陽光パネルを電気代の節約のために導入したのに、売電価格が下落してしまったことで経済的なメリットが無くなっていると、特にこの電気代をどう節約するかを再検討する必要があります。 電気自動車はガソリンの代わりに電気で走るので、ガソリン価格の変動を一切うけません。電気自動車を導入することで具体的にいくら節約になるかは、ご自宅の太陽光パネルでの発電量や、電気自動車の燃費・走行距離などで変わってくるのですが月約5000円以上ガソリン代を支払っている場合は電気自動車に変えた方が節約できるかもしれません。ぜひスガワラ電気にご相談ください。 |
また、電気自動車を蓄電池として使用すると、太陽光パネルで発電したエネルギーを貯めて電気代が高い時間に使用することもできます。蓄電池を色々と調べていると、価格の低い深夜電力を貯めて日中使えば節約になるという話もあります。 |
メリットその2 蓄電池として災害時に役立つ近頃全国各地で地震がぽつ、ぽつと起きています。首都直下型地震や南海トラフ地震への本格的な備えが必要です。地震・大型台風・水害などの自然災害や大規模停電で電力会社の供給が止まってしまったとしても、蓄電池に貯めた電気を明かりや冷暖房などの家電で使用することができます。 |
当時ラジオやテレビ、大手メディアが原発の情報でいっぱいになる中、現地の人々はTwitterやFacebookで情報収集をしました。ガセ情報やデマも流れる中、ガソリンを手に入れるために望みのないガソリンスタンドに多くの人が立ち並び、中には車内で石油ストーブを使用して給油を待っていた方が不完全燃焼で発生した一酸化炭素中毒で亡くなってしまったという例もあります。 |
メリットその3 使うだけで環境保護ができる電気自動車は、ガソリンの使用がメインではないので、使用するだけで環境保護に繋がります。ただ電力で走るというと、火力発電でCO2を排出してしまいます。 |
電気自動車を蓄電池として使用するデメリット
電気自動車の導入にはデメリットもあります。 |
デメリットその1 電気自動車とV2Hの導入コスト電気自動車を導入する際は、電気自動車だけではなく、V2H機器も導入しなければお得にご利用いただけません。V2Hの価格は性能によって50万円~100万円と金額の幅が広いので、どのV2Hが自分の希望に合うかしっかり検討しましょう。 電気自動車の導入には、国やお住まいの自治体から補助金が受け取れる場合が多いです。次世代自動車振興センター(NEV)のクリーンエネルギー(CEV)の補助金額が大きく、例年国の予算から補助されています。 |
デメリットその2 自動車の使用時間が長いと蓄電池の充電ができない太陽光パネルでの発電は、太陽が出ている時間のみですので日中に電気自動車に充電しなければなりません。深夜電力で安い金額で電力会社から買って充電することも出来ますが、太陽光発電での自家消費よりも高くなってしまいます。通勤車両のような普段外に出ている車両だと、蓄電池として利用できる割合が下がってしまいます。 日中も電気自動車を利用することが多い場合は、急速充電ができるV2Hを導入すると、コンセントからの充電よりも約2倍のスピードで充電が行えます。V2Hを選ぶ際に、ご自身・ご家族の生活スタイルも考慮するようにしましょう。 |
デメリットその3 駐車スペースが必要電気自動車とV2Hを導入した場合、充電ケーブルが届く距離に設置する必要があります。ケーブルの長さは7mほどが平均的ですが、充電口が車の前側にあるなど仕様が異なりますので、導入した後使用されるシミュレーションが重要です。 |
電気自動車を購入するだけで良いの?充電設備を設置?
電気自動車を蓄電池として使用するためにはV2Hの設置が必要となりますが、「身近に蓄電池を設置している人がいない」「V2Hを見たことが無い」という方にとっては、どの様に設置するかも確認しておきたいですよね。 |
V2H設置の施工内容電気契約の確認とV2Hの配線V2Hの設置を行う前に、まずV2Hを使用してもブレーカーが落ちない電気契約が出来ているか確認させていただきます。契約変更前は施工が進まないので、変更までの段取りも確認いただくと良いでしょう。スガワラ電気では、契約変更も一括で行うことができます。 |
ブレーカーの新設とV2Hの設置と接続V2Hに対応するブレーカーを新設します。その後電気自動車の駐車スペースに合わせてV2Hを設置します。充電ケーブルの長さに限度があるので、駐車場内や付近の外壁に沿って設置する場合が多いです。 |
動作確認各種機器の接続が完了したら、V2Hを起動させて動作確認をします。 V2Hと電気自動車をつなげて充電ができているか、停電させても電気自動車から家への給電ができるかなどをチェックします。 |
電気自動車充電設備の事例をご紹介しますここからは、スガワラ電気が施工させていただいた電気自動車充電設備、V2Hの設置の施工事例をご紹介します。 |
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スガワラ電気には2,000件以上の施工実績があり、一関市の皆様から高評価いただいている技術力があります。東北電力エルパルショップ優秀販売店として、3年連続受賞をしている太陽光パネル、スマート電化工事の専門家です。
電気自動車や自家消費型太陽光発電、蓄電池の導入を検討されていらっしゃいましたら、一度当社にお問い合わせいただくことをおすすめいたします。
他社では決して得られない情報と、電力の最適な運用について、ご納得いただけるご説明、プランをお作りいたします。
お客様にご理解・ご納得いただくまで、販売はいたしませんので、ご安心ください。